万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

あふひ(葵)

アオイ科ゼニアオイ属フユアオイ
花の見ごろ:4月〜10月
小さな花は冬には咲きませんが、緑の葉は冬まで残ります。「黍」に「君」を、「葵」に「逢う」を掛けて読み込んでいます。
梨棗 黍に粟つぎ 延ふ葛の 後も逢はむと 葵花咲く 作者未詳 (巻16−3834)

大意:梨の花に続いてナツメ、キビに続いてアワの穂が垂れ、さらにクズのツルが伸びるように、いついつまでも逢おうと、アオイの花がさいています。