万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

ぬばたま(奴婆球・奴波多末・奴婆多麻・奴婆玉・黒玉・夜干玉・烏玉・烏珠)

アヤメ科アヤメ属ヒオウギ
花の見ごろ:7月〜8月
葉が檜扇のように何枚も重なっているところから名付けられました。種子が真っ黒なところから、「黒」「夜」などの枕詞として使われています。
居明かして 君をば待たむ ぬばたまの わが黒髪に 霜はふれども 作者不詳(巻2−89)

大意:あなたがいらっしゃるまで夜通しお待ちしています。たとえ、私の黒髪に霜が降りて白くなるまででも。