万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

からあゐ(韓藍・辛藍・鶏頭草・幹藍)

ヒユ科ケイトウ属ケイトウ
花の見ごろ:7月〜10月
ケイトウの赤い花に、いとしい女性への思いを込めて詠った歌。雄鶏のトサカに似ているところから「鶏頭」の名が付きましたが、元は韓(朝鮮の古名)から渡来した花です。
わが屋戸に 韓藍植ゑ生し 枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとそ思ふ 山部赤人 (巻3−384)

大意:うちの庭にケイトウを植えたけれども枯れてしまった。諦めずに、もう一度蒔いてみようと思う。